第1回 開業されたドクターへのインタビュー(前半)

1月にアクロス福岡にてドクターを対象とした「開業体験フェア2011」を催させて頂きました。ご多忙であるドクターにも見ていただけるコラムを、今月より、定期的に更新したいと思います。
第1回は、医院開業の理由、資金調達方法、資金繰り、立地条件で重視したことなどを実際に開業されたドクターに開業時のことについてインタビューしました。
今後は、主に医院開業にあたり必要と思われる場所選出方法、資金の調達・運用について、集患対策、医療機器の上手な購入方法など幅広く取り上げたいと思います。
ご不明な点・ご質問等がありましたら、お気軽にご連絡ください。
また、2011年6月19日(日)に第2回医院開業体験フェアを開催します。
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Q1.医院開業を決断した理由は?
どうしても勤務医では転勤等があり、当初からもっと地域に長く根ざした医療を行いたいと思っていました。そういった理由で技術面、資金面に目処がたてば開業したいと常に考えていました。
Q2.資金の調達はどのようにされましたか?
勤務医時代から不動産を持っていませんでしたので、資産としては預貯金のみでした。
定期預金を担保に地方銀行より借り入れを行い、機材に関しては極力リース契約にて初期投資を抑えました。
Q3.立ち上がりは資金面で不安はありませんでしたか?
もちろん、診療報酬分は2ヶ月以上あとの入金になりますので返済金や職員の給与の約6か月分は、準備して開業いたしました。地域柄、他の耳鼻咽喉科が近くにありませんでしたので、おかげ様で比較的良いスタートを切ることができ資金面では6か月分を消費する事はありませんでした。
Q4.立地・家賃・広さ・駐車場などの要素のうち何をもっとも重要視されましたか?
まずは立地を重要視しました。私の開業した地区には、耳鼻咽喉科は近くになく開業するには好条件でした。
またアイランドシティから距離的に近く、こども病院の移転も現実味を帯びていましたので今後の発展に魅力を感じていました。
次回は、Q5~Q8を公開致します。
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