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医院開業コラム

第22回 診療圏調査を行う上でのポイントとは?

「第17回 診療圏調査とは?」でも述べさせていただいたとおり、診療圏調査を行うことで、開業予定のクリニックにどの程度の患者数が見込めるか、おおよそ推計することが可能です。
国勢調査のデータから診療圏内の地域人口を把握し、患者調査から性別・年齢別・疾病別の外来受療率(人口10万人あたり)を把握することができます。
さらに地方自治体に出向いたり、インターネットを使ったりして調べることで、診療圏内で競合するクリニックの数(競合数)を把握することができます。
診療圏調査においては、診療圏内の地域人口、外来受療率、競合数の3つの数字から、自院の推計患者数を算出します。
診療圏内の患者数 = 地域人口 × 外来受療率
自院の推計患者数 = 診療圏内の患者数 ÷ 競合数
外来受療率がより高く、地域人口がより多くなるほど、自院の推計患者数は多くなります。
また、競合数が少ないほど、同じように自院の推計患者数は多くなります。
より正確に、また現実的な診療圏調査を行うためには、事前に下記項目を調べることをおすすめします。
1. 開業予定地の詳細な住所 自院の診療圏をどこに設定するかで、大きく診療圏調査の結果が変わってきます。 診療圏内の地域人口や競合数が変わるためです。 不動産業者を回ったり、診療圏内をご自分の足で回ったりする時に、開業候補地の住所をその都度把握しておくことが大事です。
2. 診療圏内で競合するクリニックについて 競合数は、標榜している診療科をベースとして抽出されるので、診療の実態があまりなくても、標榜されていれば競合として挙がってきてしまいます。競合するクリニックの診療実態をあらかじめ把握しておくことで、診療圏調査を行うときに競合数を調整することが可能となります。
3. 電車やバス等の交通アクセス 自院から半径何キロ以内を診療圏にするかで、大きく診療圏調査の結果が変わってきます。半径1km、半径2kmの診療圏では、それぞれ地域人口や競合数が異なるためです。 開業候補地の最寄りの駅やバス停を訪れて、どのような場所から患者が訪れるか、また電車やバスの本数はどの程度かをチェックしましょう。 そうすることで、自院の診療圏を半径何キロ以内とするか自ずと答えが出るかと思います。
診療圏調査を行う前に、上記の3つのポイントについてあらかじめ調べておくことで、より詳細で正確な調査を行うことができます。
当社では診療圏調査ソフトを使った調査を実施しており、国勢調査や患者調査のデータはもちろんのこと、クリニックや病院、住所や地図の最新のデータを常に保有しております。
上記の3つのポイントを踏まえた診療圏調査を行い、先生方により正確で詳細な診療圏調査を提供しておりますので、ぜひご相談ください。