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医院開業コラム

第33回 医療関係者が行う開業コンサルタント

今回は、医療コンサルタントについて述べたいと思います。
すでに開業をなさった先生、これから開業をお考えの先生、医院開業コンサルタントにどのようなイメージをお持ちでしょうか?
また、コンサルタント選びは何に重点をおいていらっしゃいますか?
最近は、大小様々なコンサルタント事業者が存在し、中には法外な値段を持ちかけられたり、知らないうちに建築業者、不動産業者が価格を決めていた、なんてお話を聞かれたことはありませんか?
コンサルタント選びの極意をお教えしたいと思います。
第一に、いくらかかるのか? 先生方は、勘違いされている方も多いと思います。コンサルタントは、ただでやってくれるところがあるので、お金はかからないだろう?って。
そんなはずはありません。先生との打ち合わせ、土地を探すための人件費や交通費、なにより、先生のために一人張り付いて1年から2年お世話をするのですからその人件費はご想像がつくかと思います。
それではなぜ、お金が要らないコンサルタントがいるのでしょうか?
それは、医療器械販売会社であれば、その販売価格に含まれます。 建築会社であれば、建築費用や内装工事費に含まれます。
弊社のような調剤薬局では、将来先生が発行くださる処方箋で回収できると考えます。
では、費用のかかるコンサルタントの場合、いくらぐらいかかるの?
150万円~300万円とおっしゃるコンサルタントが多いと思います。ただ、コンサルタントのかかわり具合によって大きく違うとも言われています。よくご相談なさることをお勧めします。
次に、どんなことをやってくれるの?
先生の「おもい」を形にするわけですので、十分な打ち合わせを行います。
どこで開業するのか、そこでは何人ぐらいの患者が見込めるのか、土地を購入するのか賃貸するのか、またそれは、いくらぐらいかかるのか?医療器械はどんなものが必要か、それはいくらぐらいか?
などなど、開業まではお忙しい先生の変わりに、代理として業者と交渉や、銀行からお金の借り入れ、行政手続きなども行います。
コンサルタントには、得意不得意があると思います。
機械屋さんは機械のこと、不動産屋さんや建築業者は土地建物のこと、弊社のような調剤薬局は、診療や薬のことが得意分野です。ただし、コンサルタントをする上では、多くのことを勉強するので幅広い知識があります。
専門的になれば、知っている業者を紹介すると思います。
ここで、注意していただきたいことは、開業後のことです。開業前までは多くの業者は丁寧なサポートを行います。ただ、開業後は急に先生の周囲から人がいなくなるってことはよくあることです。開業後のサポートについてもしっかりお聞き下さい。
最後に、やっぱり人柄でしょうか?
前にも述べましたが、開業準備は1年から2年をかけて行います。この人なら任せられそうかどうかが一番大切なポイントだと思います。
人間ですので、合う合わないはあると思います。しっかりお話をして、「この人なら」という人をお選びください。「経験何年、何件のコンサルタントを行いました」って言う人がいらっしゃいますが、何年経験があろうと自分に合わなければ苦痛な時間をすごさなければなりません。
ぜひ、何度も面談し自分の思いと同じであるかをお確かめください。
弊社、開業支援事業部には薬剤師のコサンルタントなど様々なタイプのコンサルタントがおります。ぜひお気軽にお問い合わせください。また、開業後もずっとパートナーと考えています。
たくさんお話いただいた後に、十分お考えいただいて決定してください。
お気に召さない場合は、コンサルタントの変更も対応いたします。