第6回 医院開業の新築・内装工事に関わる業者選び

第6回コラムは、開業するにあたって新築工事及び内装工事の一般的な流れについて、
2つのパターンをご紹介いたします。
パターン 1
インターネットや口コミなどを利用して、自分にあった設計事務所を選定します。
注意点として、設計料についての把握と、どのような業種を主体として業をなしているのか、デザイン性が自分自身にあっているかの確認が必要です。
設計料については、法的な決まりがないため設計事務所によって千差万別です。 例えば、提案書を1枚描くに当たり価格が発生するケースや、建築工事の10%から3%までの間で決められるケース、テナント一件あたり一律の価格設定をするところなどがあるので自分自身のプランにあった設計事務所を選ぶことが大切です。
設計事務所と密な打ち合わせを数度行い、壁紙や建具(ドアや扉)、家具等の仕様が決定したら
いよいよ、施工会社選びに入ります。 基本的には各会社に価格競争をして頂くように3社見積りをお勧めいたします。施工会社の選出方法としては、工事の規模によって異なります。
法的な規則を厳守しなければならなく、また諸検査もパスする必要があるため、医院開業の建築を頼む際は経験豊富なゼネコンや工務店を選ぶことが重要です。 低価格なだけで決めてしまうと後々高くつくことも考えられますので、十分に検討が必要です、その際は信用できるコンサルタントや発注した設計事務所に相談するとよいでしょう!
パターン1のメリットは、設計料や工事金額を抑えることが可能です、デメリットは打合せ時間が長く必要です。
上記パターン1のように一般的に、設計事務所に依頼して設計図を作り、それを基に ゼネコンや工務店が見積りを提出し、業者選定を行い施工に入ります。
次に、早期開業・開院をお考えのドクター、もしくは極端に小規模な建築工事で開業・開院の場合などをご紹介いたします。
パターン 2
規模の小さい場合などは施工だけではなくゼネコンや工務店に設計までもお願いする ケースがあります。
この場合、色々なことがスムーズに運びスピード(時間)としては短縮が可能ですが、施工会社選定前の段階で提案書などを提出して頂いてから進めた方がよいでしょう!
設計金額や工事金額が根本的に高価とわかってからでは開院時期が近づいており、引き返せないところまで進んでいる可能性があります。
私どもの方針として、医院開業される先生の意見が反映され、安心・信頼できる設計事務所、施工会社を選んでいただく為に、パターン1をお勧めいたします。 なぜなら、はじめに施工会社にて設計・施工を決定すると設計料や工事金額において大きな主導権を持つことになるからです。そのようなことの無いように先生自身に選んで頂ける様なスタンスを基本として行っております。
ご不明な点、もっと詳しくお聞きになりたい点等がありましたら、ご遠慮なくお問合せください。
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